住宅借入金等特別控除|住宅ローンについての知識

住宅借入金等特別控除

住宅を購入するためにローンによる借り入れを検討することが多いと思いますが、その住宅ローンに控除制度と言うものがある事をご存知でしょうか?

 

この住宅ローン控除とは、正式名称を『住宅借入金等特別控除』といって、住宅ローン開始時に一定の条件を満たしていた場合に、何%かの所得税が還付される制度のことです。

 

税金へのこの特別控除によって結果的に負担が減るという事です。

 

この住宅ローン控除を受けるためには、次にあげる条件の全てを満たす必要があります。

 

・住宅の床面積が50平方メートル以上である事

 

・中古住宅においては、耐火構造(マンションなど)は築25年以内、それ以外は築20年以内である事(ただし、2005年4月以降の取得に関しては新耐震基準に沿うものとする)

 

・店舗や事務所などの併用住宅若しくは増改築の場合は、居住部分が全体床面積の半分以上である事

 

・住宅の取得後、6ヶ月以内に入居し、控除を受ける各年いっぱいまで引き続いて居住している事

 

・控除を受ける年の所得が3000万円以内である事(給与所得のみの場合は年収3336万円以内)

 

・取得した年とその前後2年間において、3000万円特別控除などの特例控除を受けていないこと

 

・建築物及び敷地を取得する為の返済期間10年以上のローンである事

 

住宅ローン控除は、これらの条件のどれか一つでも満たしていない場合は受けられません。

 

賢く購入し負担を減らすためには、しっかりと事前に確認しておく必要があります。

 

こう言った条件の多い控除にはトラブルが付きものですから、事前に全ての項目をチェックしておけば、申告も滞りなく円滑に進むかと思います。

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